Rating

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WoTにおけるRating(レーティング)

レーティングとは、プレイヤーの腕前を評価するための指標のことです。WoTの世界では、様々な指標が提案され、そして使われています。今の自分の腕前はどのくらいなのだろうか・・・自分と憧れのあの人とはどれだけ離れているのだろうか・・・具体的な目標を決めて自分の戦技向上に繋げたい・・・そんな時、はっきりと数字で示してくれるレーティングはあなたの助けになるでしょう。

各種レーティング紹介

Win Rating

勝率のことです。WRとも略されます。数ある指標の中で最もシンプルな発想で、「試合で勝てるプレイヤーは強いプレイヤーである」という考えが基となっています。特徴としては、「短期的な目線で見ると信頼度が低いが、中長期的な目線で見るには信頼度が高い」「意図的な操作ができない」が挙げられます。WoT公式ページのプレイヤー情報やゲーム内のプレイヤー実績、各種戦績サイトなど、様々な場所で確認できます。

WN8[1]

現状、プレイヤーの評価に最もよく使われている有名な指標です。Praetor77さんが中心になって開発が続けられており、前バージョンであるWN7というレーティングも存在します。WN8は与ダメージを最も重要視し、スポット数やキル数などを加味した上で、車両毎に決められた期待値[2][3]をどれだけ上回ったかにより計算されます。特徴としては、「最もスタンダードなレーティングである」「いくらアシストダメージを稼いでも一切WN8には反映されない」「ある程度の実力があれば意図的な操作(パディング)が可能である」が挙げられます。検索すると日本語の情報が一杯出てくるので、興味がある方はそちらでも調べてみてください。

車輌毎の期待値はかつて wnefficiency.net でまとめられていたのですが、 更新されなくなったため、代わりに XVM チームが作成したもの[4]を採用しているサイトが多くなっています。

Personal Rating

WG公式のレーティングです。特徴は、「公式のレーティングであるため、チームバトルモードの自動参加機能などで採用されている」「計算式が非公開であるため意図的な操作が困難である」ことです。昔は頓珍漢な値を叩き出していましたが、改良が進んだ結果まともな値を出してくれるようになったようです。WoT公式ページのプレイヤー情報やゲーム内のプレイヤー実績から確認できます。

Performance Rating[5]

戦績サイトNoobMeter.com[6]が提案している指標です。基本的な考え方はWN8と似通っており、車両毎に定められた基準値をもとにどれだけ勝率や与ダメージや取れるかによってレーティングが計算されています。その他の特徴として、「リロールプレイヤーへのペナルティが取り入れられている」ことが挙げられます。

Color Scale(色分け)

戦績サイトやXVMの戦績表示では、上述のレーティングによって色分けがされています。色や閾値などの細かい部分はそれぞれ違いますが、一般的には強い方から並べて、紫>青>緑>黄緑>黄>橙>赤の順になっています。

参考として、戦績サイトであるWoTLabs[7]での色分けを下図に示します。一番右のPercentileは、全プレイヤーの中でのおおよその位置(下から何%以上のところに位置するのか)を示しています。

  • WoTLabs
  • XVM
  • WN Efficiency

レーティングとの付き合い方

数字は嘘をつきません。勝率が低い人は試合で勝てていないというのは事実ですし、WN8が高い人は期待値以上に与ダメージを出しているというのも事実です。数字は、個々人の主観よりも正直者なのです。

そして、数字に騙されないようにしましょう。例えば前述のWN8は、実装直後でまだ基準値の定まっていない車両を乗り回したり、低Tierでいわゆる初心者狩りをすることで、意図的に実力以上の値を叩き出すことができます。「WN8が高いから実力も折り紙付きのプレイヤーだ」と短絡的に考えてしまうのではなく、車両成績をチェックするなどしてなぜそのような数字が出ているのかという理由を裏付けすることが、プレイヤー評価の重要なポイントです。

戦績サイト

上記のレーティングを含めた様々な成績が確認できる戦績サイトを列挙します。

NoobMeter.com
最も有名な戦績サイト。古くからある。個人戦績は表示がシンプルで確認しやすい。WN8や勝率の進捗がチャートで表示される。ランキングなどはデータが更新されておらず機能していない。データはサーバ側で定期的にWGから取得したものが保管されるが、次のデータの更新には1日程度間をおく必要がある。
vBAddict
戦績以外に収支など各種の統計情報に強い。各種データの進捗をチャート表示可能。リプレイデータも管理できる。ADU というツールを使用して戦績データをサーバにアップロードする必要があるが、1戦毎に更新可能。クライアントと一緒に起動しておくと自動的にデータをアップロードしてくれる。車輌毎の進捗チャートを見ることができる。
2018年秋にサイトがクラックされたため、現在リニューアル作業中とのこと。
WoTLab
NoobMeter と並ぶメジャーな戦績サイト。今はこちらが主流か。データはサーバ側で取得したものが保管される。XVMに比べ基準の低めなカラースケールがしばしば揶揄される。Wn8や勝率の進捗がチャートで表示されるがNoobMeterと比べると表示される範囲は狭い。公式フォーラムなどでよく見かける戦績表示のシグネチャはここで生成することができる。
Age of Strife
車輌別の戦績が見やすい。チャートがないのが残念。
Clan Tools
クランメンバー同士の戦績比較が便利。クランメンバー間の戦績を車輌別や車種別などで比較することができる。データはサーバに蓄積せずクランデータを表示する際にWGから取得する。進捗のチャートはない。
WoTcs
クランメンバー間の比較向け。
WoTstats
WN8や勝率の進捗がチャートで表示される。戦績更新は自動ではなく、ページの更新ボタンを押す必要がある。
Wot-news
各サーバ毎の統計データに強い。言語表示を英語にしてもメニューやボタンにロシア語のままの箇所が一部ある。
WOT Tactics
WN9にも対応している。WN8とWN9の進捗がチャートで表示される。
tanks.gg
車輌装甲モデルなどの情報サイトを運営している tanks.gg による戦績サイト。